一般の皆様へ
会員の皆様へ
この度、令和5年6月26日の定期総会後、理事会にて第八代となる群馬県理学療法士協会会長を拝命いたしました渡辺真樹(わたなべまさき)と申します。現在、会員数は約2,100名であり、その重責を感じながら毎日を過ごしております。
理学療法士とは、病気や怪我などにより障害を負ってしまった方に対して、運動機能の維持・改善や社会復帰を目的に、運動、温熱、電気など様々な治療を行う専門家です。「理学療法士及び作業療法士法」第2条にも、「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。しかし、近年では身体に障害のない方に対しても、予防という観念から活動の場を広げてきています。後期高齢者が急増する2025年も間近になりましたが高齢者における介護予防、就労支援として腰痛予防、食生活の変化によるメタボリックシンドロームなどに対する生活習慣病予防、スポーツ分野における傷害予防など様々です。地域によりその取り組みも様々ですが、一般の皆様には理学療法士が病院や施設だけで活躍する時代ではなくなってきていることを、行政や関連職種の方々と共同しながら普及啓発していきたいと考えています。
理学療法士が幅広い分野で活躍するためには、人材育成と人材確保が大切になってきます。当会では、会員に対してスキルアップしていくための研修会、講習会、学会など様々な企画を考えております。また、会員同士が顔の見える関係作りができるように、ブロック単位での交流会なども企画しています。当会の目的は、理学療法を通じて地域社会の医療・保健・福祉の発展に寄与し、理学療法士の人格・倫理および学術・機能を研鑽するとともに、理学療法の発展普及を図ることを目的としています。一般の皆様には理学療法士を身近に感じ、頼りになる存在となるように一丸となって取り組んでまいりたいと思います。
最後になりますが、当会の主役は会員の皆様です。会員の皆様がそれぞれの地域で活躍できるようにお手伝いさせて頂くのが事業運営を行う役員の使命です。皆様の声に耳を傾けながら事業運営を行なっていく所存ですので、今後とも協会事業への積極的なご参加、ご協力、ご助言等頂ければ幸いです。どうぞ、宜しくお願い致します。
令和5年8月3日
一般社団法人 群馬県理学療法士協会 会長 渡辺真樹
(富岡地域医療企業団 公立七日市病院リハビリテーション技術科)