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■令和6年度成長期のスポーツ障害予防講習会・講師養成講習会へ参加して
未分類2024.12.06
<概要>
令和6年9月21日(土)のオンライン開催にて、(公財)運動器の健康・日本協会主催の標記講習会に県士会の推薦により2名が参加しました。本講習会の目的は、協会が作成した成長期の野球指導者向けの全国統一カリキュラムの趣旨に基づいた指導を行える講師を育成することです。カリキュラムは、成長期の野球選手向けのPITCH SMART IIIを基にしたウォーミングアップやクーリングダウンに関する説明や実技指導、また、ストレッチや体幹トレーニングなどの補強トレーニングで構成されています。加えて、整形外科医師から成長期のスポーツ障害の概要、理学療法士から障害予防のためのコンディショニングをご教授いただきました。本講習会修了後には、全国9ブロックを基本として開催される成長期の野球指導者向けの研修にて専門家として講習や実技指導を行います。また、講師を担当するだけでなく、全国で活動している理学療法士との情報交換会等も開催されており、野球競技に限らず全国的な障害予防の活動や部活動へのサポート、学校保健等の関わりについての情報を得たり、活動内容の発信をすることで交流を深めることができます。
<参加者所感>
ぐんまスポーツ整形外科 岩﨑 和樹
成長期のスポーツ障害やその予防に関する知見や具体的な指導内容についても改めて確認することが出来ました。また、それらを競技指導者に広げていくことの重要性を感じたとともに、一定の共通認識を持って各地域の医師・理学療法士・競技指導者が一体となって成長期のスポーツ障害予防に取り組むことの意義を感じました。今後、普段からサポートを実施している競技団体やチームをはじめ、群馬県でのスポーツ障害予防に向けての取り組みに活かしていければと思います。
上牧温泉病院 浅川 大地
スポーツ障害などの予防活動において自身や同じ職域の人々と協力していくだけでなく、実際に選手の指導に関わる指導者や保護者に障害予防について知ってもらうことが必要であると改めて感じました。また、理学療法士として1対1の役割が多いですが、知識などに幅のある方々に対してどのように伝えていくかという視点が重要であるとともに、選手らを守っていくことに繋がると思いました。このような学びを生かして、今後も群馬県をはじめとしたスポーツ活動にどのような支援ができるか広い視点で考えていきたいと思います。