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■地域包括ケアシステムって何ですか?
未分類2023.12.01
太田地域の地域包括ケアシステムの取り組み
太田地域リハビリテーション広域支援センター 宏愛会第一病院 間々田和也
地域包括ケアシステムとは
『要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステムが地域包括ケアシステムであり、そのシステムは地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要である。』と言うのが厚労省の提案となっております。
太田市としても「はつらつプラン21」(高齢者福祉計画)という基本目標を掲げており、様々な重点施策を行っております。太田市の人口は約22万人。自動車製造を中心とした全国有数の工業都市であり、群馬県南東部地域の中核都市です。全国と比較して高齢化率は低く、比較的若い方が多い地域となっております。
太田市は九つの圏域に分かれており、圏域ごとに地域包括支援センターが中心となって事業を行っております。太田地域リハビリテーション広域支援センターは、それぞれの地域包括支援センターと連携し、介護予防を中心とした事業では地域の病院や福祉施設とのコーディネート業務も行っております。
太田市との共同の活動として、長寿あんしん課(現:介護サービス課)と「えいっ!えいっ!おおたん体操」を作成しました。前述の通り太田市は高齢化率がまだ低く、若い方が多い地域でもあるため、早期からの介護予防に力を入れ、比較的負荷量の多い運動も取り入れた内容としました。「高齢者を含めみんなで出来る体操をつくる」ということで元気な方から、足腰が悪くなりつつある方、幅ひろい方々を対象に出来るように簡単編(立位と座位)と上級編(立位)があり、太田市内の多くの介護予防教室で行われております。