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未分類2023.05.22
皆さん、こんにちは。みなかみ町にある医療法人パテラ会 月夜野病院に勤務している中島征也と言います。
理学療法士として5年目を迎え、入職してから回復期病棟・急性期病棟を経験し、現在は外来を中心に働いています。私自身経験年数がわずかではありますが、今回このような機会を頂きましたので、私の経験をもとに自信と心のゆとりについてお話させていただきます。
私は学生時代から自信がなく、常に不安や緊張を感じながら患者様と関わっていました。しかし、そんな状態では上手にコミュニケーションが取れず、治療結果も思うようにいきませんでした。そして家に帰ってからも翌日の事を考えてしまい、落ち着かない状態でした。その中で実習中に言われた『こちらの緊張や焦りは患者様に伝わってしまう』という言葉を思い出しました。それからは、患者様の前では落ち着いて行動し接するように心がけました。また、わからないことは職場の先輩方に相談し、先輩方の良いところを真似するようにしました。すると徐々に不安が減り、自信をもって患者様と接することができるようになっていきました。
この経験から1年目・2年目の人たちに伝えたいのは、患者様の前に出たら経験年数にかかわらず理学療法士として治療をしなくてはならないということです。患者様はリハビリテーションに対して期待を抱いています。私たちはその期待に応え続けなければならず、それには様々な知識や技術が必要となります。しかし、経験の少ないうちは一人で対応するのは難しく、そういう時こそ職場の先輩の姿を見て、相談してください。その中でいいと思ったことを一つずつ模倣していってください。そうすることで、少しずつ自分の自信に繋がっていくと思います。
そして、もう一つ大切なことは頑張りすぎないことです。常に仕事のことを考えて頑張りすぎてしまうと、必ずどこかで限界が来てしまい、余裕がなくなってしまいます。そのため適度に力を抜き、休日は自分の好きなことに使ってください。そうして気持ちや身体をリセットすることで仕事においても精神的な余裕が生まれてくると思います。
最後に理学療法士としての自信や心のゆとりを持って患者様に接することでより良い治療結果が得られると思うので、まずは先輩方の模倣や、自分に合ったワークライフバランスの構築をしてみてはどうでしょうか。