一般の皆様へ
会員の皆様へ
研修会報告
未分類2023.03.08
第29回 群馬県理学療法士学会 開催
「学会を終えて」
第29回群馬県理学療法士学会 学会長 富田 隆之
(医療法人樹心会角田病院 診療技術部・リハビリテーション部 部長)
令和4年10月23日に第29回群馬県理学療法士学会を開催いたしました。
当初は対面形式での開催を予定しておりましたが、7月にコロナウィルスの第7波が始まったことから、急遽ライブ+オンデマンド配信に切り替えました。そのような中でも、272名の参加申し込みがあり、群馬の理学療法士の熱意を感じました。
基調講演は、斉藤秀之会長(JPTA)に「理学療法の過去と未来~本質を知り明日への第1歩を踏み出す」というテーマで、新生涯学習制度の成り立ちや概要についてお話しを頂きました。教育講演は、諸橋勇先生(青森県立保健大学)に「脳卒中患者に対する理学療法の本質とは~何が問われ、我々は今何をなすべきか~」というテーマで、本質行動学を交えてお話しを頂きました。市民公開講座は、齊藤道子先生(玉村町地域包括支援センター)に「元気で長生きする秘訣~99歳!山の先生に教わったこと~」というテーマでYOUTUBE配信を行いました。盛りだくさんの講演のほかにも、一般演題は45も集まり、終始熱のこもった質疑応答が繰り返されました。
大きな機械トラブルもなく、無事学会を終了することができました。このような機会を与えてくださったGPTAの方々、協力してくださった皆様すべてに感謝いたします。
どうもありがとうございました。
「学会を終えて」
第29回群馬県理学療法士学会 準備委員長 荒木海人
(医療法人樹心会角田病院 リハビリテーション部課長)
向寒の候、皆様におかれましては、ご多忙の日々をお過ごしのことと存じます。新型コロナの感染者数が再拡大しており、まさに第8波の中で臨床現場に限らず、教育現場においても苦労が続いているかと思います。
さて、去る10月23日に開会した第29回群馬県理学療法士学会も、11月26日をもちましてオンデマンド配信の期間も終了し、無事大会を終えることができました。
角田病院が本学会の運営依頼を受けてからは、「絶対に対面で開催したい」という意気込みで、会場の選定や様々な企画を練ってまいりましたが、第6波以降の感染者数減少の停滞化や第7波も考慮し、やむを得ずオンラインへと変更となりました。
しかしオンライン開催となったことで、感染が拡大する中においても45演題と多くの方の発表が行われ、参加者も非常に多く、県外会員の方も28名と多くの方に参加していただくことが出来ました。
これらの結果も、ご講演いただいた先生方、演題をご発表していただいた先生方はもちろんのこと、学会運営にご協力いただいた理事会や学会部の先生方、なによりもご参加いただいた皆様のお力によるものであったと感謝致します。また、この1年間通常業務と併行して学会の準備を進めることに理解を示していただき、サポートいただいた角田病院と当日の運営に協力してくれた職場スタッフに感謝いたします。
学会のテーマは「本質を知る~明日の臨床を変える第1歩」でしたが、本学会が皆様にとって明日の臨床を変える1歩になり、さらなる活躍に繋がっていただけましたら幸いです。
令和4年度 地域リハビリ推進部研修会 開催
令和4年11月27日(日)、オンラインにて地域リハビリ推進部研修会が開催されました。研修会では、あい友会 理事長 野末睦先生、株式会社 孫の手 訪問看護部部長 六本木留美先生から終末期の理学療法士の関わりについて、ご講義をいただきました。終末期患者に対する看護師や栄養士等のそれぞれ役割やその中で理学療法士の役割について、さらに実際の事例も提示していただき、終末期の理学療法の内容やどのようにかかわっていくのかについて学ぶことができました。
第6回 西毛ブロック 施設間連絡会 開催
令和4年12月7日(水)、オンラインにて西毛ブロック 施設間連絡会が開催されました。研修会の前半では、医療法人樹心会 角田病院から「登録理学療法士制度に則した新人教育体制」について講義をいただき、角田病院における登録理学療法士制度やそれに即した新人教育の取り組みを教えていただきました。研修会後半では、登録理学療法士制度や新人教育の実際について、参加者によるディスカッションが行われました。実際の各病院・施設における登録理学療法士制度や新人教育の取り組みやその方法について話し合われ、各病院・施設における新人教育の実際を知る貴重な機会となりました。
第32回 群馬神経系理学療法研究会 開催
令和4年12月10日(土)、オンラインにて第31回群馬神経系理学療法学会が開催されました。茨城県立医療大学 宮田一弘先生より、臨床評価指標の解釈についてご講義をいただき、その後、日高病院 海津陽一先生、美原記念病院 近藤和加奈先生より実際の症例の解釈について、ご講義いただきました。整形疾患・脳卒中・神経難病により、バランス障害をきたした症例の臨床の思考過程から今後の課題までが明確に提示されており、患者の観察・評価から病態を推定するための手続きを学ばせていただきました。質の高い症例検討を行うためには、普段の臨床の取り組みが如何に大切であるか気づくよい機会となりました。